JPYC(日本円ステーブルコイン)は現時点で以下の場所・方法で購入可能/購入予定です。状況が変わることもあるので、最新の公式発表を確認するのがいいです。必要なら日本語で手順も案内できます。
✅ 主な購入先・入手方法
方法 | 内容 |
---|---|
JPYC公式販売所(JPYC EX) | 今秋から新しいJPYCを「1 JPYC = 1円」で発行・償還できる制度が公式に予定されています。購入申請 → 銀行振込 → 指定ウォレットへトークン受取、という流れ。 |
分散型取引所(DEX) | UniswapやQuickswapなど、対応チェーン(例:Ethereum, Polygon, Avalancheなど)で既発行のJPYCをスワップで購入できます |
海外の中央取引所(CEX) | 一部取引所でJPYCの取扱いがあるようですが、流動性が低かったりペアが限定的であることも。KuCoinは現在JPYCを購入できない旨が出ています。 |
P2P取引 | 個人間でJPYCを持っている人から直接購入する方法。ただし信頼性の確認や手数料・安全性に注意が必要。 |
⚠ 注意点・確認したほうがいいこと
- どのチェーンで受け取るか:Etheruem / Polygon / Avalanche 等、手数料やガス代がチェーンによって大きく異なります。
- 本人確認(KYC):公式販売所で購入する場合はマイナンバー等を使った本人確認が求められることがあります。
- 流動性(スリッページ):DEXで買う場合、流動性が低いと希望する価格よりかなり高く払うことになる(スリッページ)可能性があります。
- 既発行 vs 新発行:既存の「JPYC Prepaid」等の旧バージョンがあり、新しい制度のJPYC発行・償還開始後は条件が変わる可能性があります。
ここでは「JPYC公式販売所(JPYC EX)で銀行振込して買う方法」と「DEX(分散型取引所)を使う方法」の2つに分けて説明します。
1️⃣ JPYC公式販売所(JPYC EX)で買う方法
日本円を銀行振込 → JPYCを直接受け取れる公式のルートです。1JPYC=1円で交換できます。
手順
- JPYC公式サイトへアクセス
https://jpyc.jp/ から「JPYC EX」ページを開きます。 - アカウント登録 & 本人確認(KYC)
- メールアドレス登録
- マイナンバーカードまたは運転免許証で本人確認
- 購入申請を作成
- 購入したい数量(例:5,000 JPYC)を入力
- 受取ウォレットアドレスを指定(MetaMaskなど)
- 銀行振込
- 表示された振込先(三井住友銀行など)に日本円を送金します。
- 振込手数料は利用銀行によります。
- JPYC受取
- 入金確認後、指定したウォレットにJPYCが送られます(通常は1〜3営業日)。
💡 ポイント
- 最低購入額や1日の上限があるので事前に確認。
- チェーン(Ethereum/Polygon/Avalanche)を間違えないよう注意。
2️⃣ DEX(分散型取引所)を使う方法
既に仮想通貨(USDCやETH等)を持っている人向け。
手順
- MetaMask等のウォレットを準備(Polygonネットワーク推奨:ガス代が安い)
- 取引所でETHやUSDCを購入 → ウォレットに送金
(ビットフライヤー・コインチェックなど日本の取引所から送ります) - UniswapやQuickswapを開く
- トークンを「USDC → JPYC」などでスワップ
- 必要に応じてJPYCのコントラクトアドレスを追加
- ガス代を支払いスワップ実行 → ウォレットにJPYCが反映
💡 ポイント
- スワップ時は「スリッページ許容値」を少し広めに設定。
- 偽トークンに注意し、公式のコントラクトアドレスを使う。
補足
- JPYCを売却したい時は、JPYC EXの「償還」やDEXで逆スワップを利用します。
- 初めての方は、少額(1,000〜2,000円分)でテストするのが安心です。
どこにお住まいでも、上記のどちらかでオンライン完結できます。
「銀行振込で安全に買う」ならJPYC EX、
「すでに仮想通貨を持っている」ならDEX経由 が便利です。
どのチェーン(Ethereum/Polygon/Avalanche)で買うのがお得?
チェーン(Ethereum/Polygon/Avalanche)を間違えないよう注意。とありますがどのチェーンが一番よいのでしょうか?
「どのチェーンがよいか」は、何を重視するか(手数料・速度・対応サービスなど)によって決まります。JPYCの場合は、主に以下の3つがサポートされています。
🌐 各チェーンの特徴
チェーン | 特徴 | ガス代(手数料) | 向いている人 |
---|---|---|---|
Polygon(ポリゴン) | ・送金・スワップの手数料が非常に安い(数円〜十数円) ・DEX(Quickswap等)の流動性も比較的豊富 | ◎ とても安い | 少額を頻繁に送受信したい人 |
Ethereum(イーサリアム) | ・最もメジャーで対応サービスが多い ・ただしガス代が高く、混雑すると数百〜数千円になることも | ✕ 高い | 大きい金額を保管したい、DeFiやNFTなど他サービスも使う人 |
Avalanche(アバランチ) | ・ガス代は比較的安い(数十円〜数百円) ・一部のDeFiと相性◎ | ○ 中程度 | AvalancheのDAppsを使う予定がある人 |
🔍 おすすめの選び方
- コスト優先 → Polygon
JPYCを送金したり、日常的に使ったり、少額をこまめに動かすならポリゴンが最適です。 - 対応サービスの広さ → Ethereum
海外のDeFiやNFT、CEXへの入出金など、幅広く使う予定があるならイーサリアムが無難。ただしガス代は高め。 - 特定用途 → Avalanche
Avalanche系のサービスを利用したい場合はこちら。
💡 初心者の方には「Polygon」がおすすめ
- JPYC EXでもPolygonを選べます。
- ガス代が安いので、少しの操作ミスがあっても損失が小さく済みます。
- 日本国内のウォレット解説記事もPolygon対応のものが多いです。
👉 まとめ
とくにこだわりがなければ Polygon チェーンを選んでOK
JPYCを「長期保管+高額」で使いたいなら Ethereum も検討、
Avalanche は特定のアプリを使う予定がある人向けです。
ウォレットにPolygonネットワークを追加する設定方法もご案内できますが、説明しましょうか?
ここでは MetaMask を例に、Polygon(ポリゴン)ネットワークを追加する手順を説明します。※PCブラウザの拡張機能版・スマホアプリ版どちらでも同じ流れです。
1️⃣ MetaMaskを用意
- MetaMask公式サイト から拡張機能またはアプリをインストール
- 新規ウォレットを作成(または既存のウォレットをインポート)
- シードフレーズ(秘密の復元フレーズ)は必ず紙などに安全に保管。
→ 誰にも教えないのが鉄則です。
2️⃣ Polygonネットワークを追加
MetaMask右上の「ネットワーク」から 「ネットワークを追加」 をクリックし、以下を入力します。
項目 | 設定内容 |
---|---|
ネットワーク名 | Polygon Mainnet |
新しいRPC URL | https://polygon-rpc.com |
チェーンID | 137 |
通貨記号 | MATIC |
ブロックエクスプローラーURL | https://polygonscan.com |
👉 保存すると、ネットワークが「Polygon Mainnet」に切り替わります。
3️⃣ MATICを少額入手
- Polygonチェーン上でトランザクション(送金・スワップ等)を動かすには「MATIC」が少量必要です(ガス代用)。
- 取引所(ビットフライヤー、コインチェックなど)でMATICを購入 → MetaMaskのPolygonアドレスへ送金。
💡 数百円分あれば、数十〜数百回の取引が可能。
4️⃣ JPYCを受け取る
- JPYC EXで「Polygon」を選び、MetaMaskのウォレットアドレスを入力して購入。
- 受取後、MetaMaskでJPYCトークンを表示するには「トークンをインポート」から以下を入力します。
項目 | 内容(例) |
---|---|
トークンコントラクトアドレス | JPYC公式のPolygonアドレス(公式サイトで必ず最新を確認) |
トークンシンボル | JPYC |
小数点桁数 | 18 |
✅ まとめ
- MetaMaskをインストール
- ネットワークにPolygonを追加
- MATICを少額チャージ
- JPYC EXでJPYCを購入してウォレットに受け取る
⚠️ 注意
- 必ず公式サイトや公式SNSからリンクを開くこと(偽サイトに注意)。
- 秘密鍵やシードフレーズは絶対に他人に教えない。
- 初めは少額でテスト送金をしてから本番に移るのがおすすめ。
Polygonのネットワークを追加できれば、JPYCだけでなく他のPolygon系トークンも扱えるようになります👍
ウォレットの画面キャプチャを見ながら説明しましょうか?
Polygonチェーンのガス代(手数料)を支払う通貨は、今も「MATIC」 です。
ただ、2023〜24年ごろから Polygon のプロジェクトが「ブランド名を POL に統合」し始めているので、資料や記事によっては「POL(旧MATIC)」のように書かれている場合があります。
✅ 現状(2025年9月時点)
- ネットワーク追加時の「通貨記号」は MATIC を入力
- 取引所でも「MATIC」という銘柄を買えばOK
- 将来的に「POL」に完全移行する計画があるが、ウォレットや取引所の多くはまだMATIC表記
なので、
- MetaMaskの「ネットワーク追加」画面
- JPYC EX のチェーン選択
- 取引所の購入ページ
では、基本的に MATIC を選べば問題ありません👍
💡 将来「POL」へ切り替わったときも、既存のMATICは1:1で移行される予定なので、慌てて交換する必要はありません。
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